女性の尿道は3〜5cmと短いため、男性に比べ、細菌が入りやすくなっています。とは言っても、感染への防御力も備わっており、そう簡単に感染を起こすわけではないのですが、過労、睡眠不足、体の冷え、などにより体の抵抗力が落ちると、膀胱炎にかかりやすくなります。また、性行為やトイレを長時間我慢することも、膀胱炎の原因となります。原因菌は、大腸菌が最も多く、その他、腸内細菌や常在菌で、特別な菌ではありません。 症状は、頻尿、排尿痛、尿の濁り、血尿、残尿感、などがあります。 治療には、抗生物質を飲む他に、水分を多めに摂り、トイレを我慢しないようにしましょう。治療中は、アルコールや刺激物を避ける、性交渉を避ける、疲れをためないよう、充分休養を取る、などにも気をつけましょう。
尿道、膀胱から細菌が上行性に感染し、腎臓に至り、炎症を起こします。女性に多く見られます。発熱(40℃前後の高熱)と共に、腎臓に相当する部位の腰痛が特徴で、膀胱炎と同様、頻尿、排尿痛、尿の混濁、血尿が見られます。原因となる菌は、大腸菌、緑膿菌、腸内細菌、ブドウ球菌等です。 治療は抗生物質、鎮痛消炎剤の投与となります。
女性の尿道は短い上に、出産や加齢により尿道の蛇口の役目をする尿道括約筋が緩むため、咳・くしゃみ・重いものを持つなどの腹圧がかかると尿もれが起こりやすくなります。 骨盤底筋体操を基本にし、薬物治療(ホルモン治療、漢方薬など)を加えることもあります。重症の場合、手術(TVT手術など)をお勧めすることもあります。
尿があまりたまっていないのに、急に尿意を感じてしまい、トイレに間に合わない、勝手に膀胱が収縮して尿が出てしまう過活動膀胱という状態。 薬物治療(抗コリン剤)をしつつ、膀胱の容量を増やすよう、少しずつ我慢できる時間を延ばしていきます。水分は適量を摂り、また、体(特に腰まわり)を冷やさないよう注意する必要があります。